1. 残価設定クレジットとは？
残価設定クレジット（英語では「リース型ローン」などとも呼ばれる）は、車の新しい購入スタイルです。
購入時に、契約終了時（3年後や5年後など）の車の予想価値＝「残価」を設定し、その分を差し引いた金額を分割で支払います。これにより、月々の支払いが抑えられます。
2. 仕組みをわかりやすく解説
例：300万円の車を5年契約・残価100万円で購入する場合
- 通常ローン：300万円 ÷ 60回 = 約5万円/月
- 残価設定クレジット：200万円 ÷ 60回 = 約3.3万円/月、残価100万円を一括清算、再分割、買い替え、返却から選択できます。
3. 残価設定クレジットのメリット
- 月々の支払額が抑えられる
- ワンランク上の車も視野に入る
- 新車に数年ごとに乗り換えられる
- 契約満了時に「乗り換え・返却・買い取り」が選べる柔軟性
4. 注意すべきポイント・デメリット
- 残価は保証されない場合もある（傷・走行距離オーバーなど）
- 再分割の場合、クレジットを再び審査する必要がある。
5. 向いている人・向いていない人
向いている人
- 3〜5年で車を乗り換えたい人
- 最新モデルに常に乗りたい人
- 月々の支払いを抑えたい人
向いていない人
- 長く同じ車に乗りたい人
- 年間走行距離が多い人
- 車の管理（傷、メンテナンス）に自信がない人
6. よくある質問Q&A
Q：残価が保証されるとは？
→ 一定の条件を満たせば残価保証があります。ただし、事故歴や過走行などがあると査定額が下がることもあります。
Q：返却するときにお金はかかる？
→ 原則はかかりませんが、車の状態（事故歴、過走行）により追加費用が発生する場合があります。
7. まとめ：自分に合った選択を
残価設定クレジットは、ライフスタイルに合わせて賢く車を選ぶ手段の一つです。魅力も多い一方で、きちんと理解する必要があります。
