現代の車の多くは、リモコン機能を備えたキーレスエントリーが搭載されています。しかし、便利なこの機能も、電池が切れると突然使えなくなり、ちょっと不便に感じることも。そこで、今回はキーレスの電池交換の目安や方法について、詳しくご紹介します。
1. キーレスの電池が切れる兆候とは?
まず、キーレスの電池が切れかかっているサインを見逃さないことが大切です。以下のような兆候が見られたら、電池交換の時期が近いかもしれません。
• 反応が鈍くなる:ボタンを押しても、車が反応しない時間が長くなる、または反応しないことが増える。
• 動作距離が短くなる:車に近づいても反応しなくなり、鍵をかけたり開けたりする際の距離が短くなる。
• LEDライトの点滅が不安定になる:キーレスのLEDランプが、正常時よりも明るさや点滅の頻度が変わったり、不規則になる。
これらのサインが見られた場合、早めに電池交換を考えましょう。
2. 電池交換の目安は?
一般的に、キーレスの電池交換は1年から2年に1度が目安です。ただし、使用頻度や環境によって異なるため、車の鍵をよく使う場合や外部の環境が過酷な場合(高温・低温にさらされる場所に駐車しているなど)には、より頻繁に交換することをおすすめします。
3. 自分でできる電池交換の方法
キーレスの電池交換はディーラーで交換を行っているほか、ご自身でも可能です。以下の手順で電池交換を行いましょう。
1. キーレスを開ける
キーレスの背面に小さなネジがある場合、精密ドライバーで外します。ネジがない場合は、隙間に小さなコインやマイナスドライバーを差し込み、慎重に開けます。
2. 古い電池を取り出す
電池の取り出し方には注意が必要です。無理に引っ張ったりしないように、慎重に取り外しましょう。
3. 新しい電池を入れる
新しい電池を+(プラス)側が上になるように、正しい向きで入れます。交換する際には、電池の型番が正しいか確認しましょう。
4. キーレスを元通りに閉じる
電池を交換したら、キーレスのケースを元通りに閉じ、ネジを締め直します。
4. 電池交換後の注意点
電池交換後、キーレスが正常に動作するかどうかを確認しましょう。もし動作に問題があれば、電池の向きが間違っているか、接触不良が起きている可能性があります。再度確認し、問題が解消されない場合はカーディーラーに相談しましょう。
5. キーレスの電池交換を忘れずに
定期的に電池をチェックし、早めに交換することで、突然鍵が使えなくなるトラブルを防げます。車のメンテナンスの一環として、キーレスの電池も確認しておくことをおすすめします。また、ご自身で交換する場合、無理に開けようとしてキーレスを壊してしまう可能性もあります。このようなケースでは無理に自分では行わず、カーディーラーに任せましょう。